令和元年まで15年以上急性期病院で勤務していました。

慢性期疾患で通院されていた患者様が、急性の疾患を患ったり急性増悪を起こして入院した後、退院の時に身体能力が低下して通院が出来なかったり、家の環境が整わないため家での生活が困難となり、ご本人は自宅に帰りたいのに施設入所となるケースを度々見てきました。急性期病院勤務時には、なるべくご自宅に帰っていただくために早めのリハビリテーションの導入や、ソーシャルワーカーやケアマネージャーとの連携を試みていましたが、急性期病院では準備時間が不足しがちとなり結局施設入所となりその都度口惜しく思っていました。

そんな折、当院院長よりご自身で診ていた患者様を病院に紹介すると、退院後通院不可能となり、当院の診療が継続出来なくなることがあり、その都度無念さを感じておりました。当院へ通院した全ての経過を在宅診療にも活かせる点や、現在通院中の方も最後まで当院の理念に基づいた診療を提供するため在宅診療部を立ち上げするお話をいただきました。

 約16か月の在宅専門診療機関である祐ホームクリニックにて勉強させていただいたあと、令和34月に小野内科診療所に在宅部門に就任し、準備に時間を要しましたが、この度7月に本格始動となりました。

小野内科診療所に通院中の方は同じ法人の同じカルテで継続していけるので、情報を共有しながら診させていただきます。また、通院有無にかかわらず、“なるべく家で安心して過ごせる体制を一緒に作っていく医療”を行っていきます。

 よろしくお願いいたします。

令和37月吉日   

 

在宅診療部長  板倉 潮人